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新鼻新山でみた自然の凄さ

三宅島は火山活動が頻繁な活火山で噴火によって消失したものもあるが逆に新たに誕生した山がある。それが新鼻新山だ。

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近づいてみると、、

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自然の力の偉大さに気付く

近くで見ると大きい!!

新鼻新山は昭和58年、1983年の噴火の影響でわずか1日にしてできた山だ。

気象庁|三宅島火山防災連絡事務所|1983(昭和58)年10月3日噴火 (jma.go.jp)

 

写真を見ると断面の中央が赤くなっている。これは

  1. 噴火時の溶岩の温度が高い
  2. 玄武岩なので鉄を多く含む。→酸化する

この2つの条件を満たしたときに赤くなるという珍しい現象らしい。

 

 

*1

 

 

つまり温度が高い状態を保ったまま酸素の多いところにさらされる→近い場所での噴火と考えられる ということまで予想がつくのだそうだ。実際新鼻新山はこの近くで噴火した溶岩が固まった。

 

 

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新鼻新山に実際に登ることはできなかったがふもとの丘で探索していくと踏むとざくざくと音がした。三宅島の溶岩はだいたいこんな感じに小さな穴が開いていて黒っぽいものが集まっていた。

 

これはスコリアといい噴出した溶岩に含まれた水や泡などが蒸発し冷え固まってできたものだ。銅イオンの結晶なので長年酸素にさらされた結果青く光って見えるのかな、、?

 

もう20年以上も前の噴火なのに近くに全く植物が生えていなかったのも気になった。溶岩が植物や土壌にもたらす影響は大きいんだなとも感じたし玄武岩質でも育つ植物なんてあったら面白いだろうなとも思った。

*1:玄武岩とは噴火で流れ出た際に急激に冷え固まり構成物質がケイ素より鉄やマグネシウムを多く含んだ黒っぽい塩基性の岩。マグマが地上に到達してから固まるため噴出時の温度が高いのも特徴の一つである。