ナツの思いつき

第二のツイッター

相手に憑依する

共同生活で自分の癖を見つけてなおすという目標立てた子がいた。10日間初対面の人と共同生活をしてみて私自身も欠点が見つかった。それは聞くのが下手だということだ。

 

その話に興味がないわけでもなく聞くのがめんどくさいというわけではない。なにか必死にフォローをしてあげなきゃという気持ちと自分は正直に気持ちを言ってお世辞(語弊はあるが)をいうとあー今私顔に出てるだろうな、ばれてるんだろうなと思い、かけるべきときかける言葉が空回りしてしまうことが多かったなと感じる。今後生きていく上で他人をしっかりフォローできる言葉かけは必要だしもっと真剣に聞かないとと思う。だけど真剣し聞きすぎると気づいたら意識がどこかに飛んでることもしばしばある、、

 

傾聴という言葉を知っていますか?

傾聴・相手のいうことを否定せず耳も心も相手に傾けて熱心に話を聞くこと

 

アドバイスやフォローなどをせず相手が話していることを自分が話しているかのように相手に入り込み聞く。もともとカウンセリングで活用されているコミュニケーション手段。話されたことをオウム返しや共感する言葉を伝えるものでかなり集中力を要するのだそうだ。

 

 

今回の共同生活は私以外のメンバーは全員年上で聞き方が上手だなと感じていた。まあ初対面でなかなか否定する人はいないが自分の悩みを否定しないけど相手の意見を聞いて双方に刺激を受け合う感じはとても心地がよかった。

私が所属してた部活は敬語にかなり厳しく引退、卒業したら緩くなるという謎の制度があり先輩にはちゃんと話さないと殺されるという考えは2年前まで抱いていた。今回全員年上ということを知って10日間も敬語でやり切れるのかなと考えていたが敬語の壁はなくなり年齢関係なく分け隔てなく接することができてよかったなと思った。いい意味で先輩後輩の垣根をなくすことでそれぞれの人生観や悩みなどをたくさんはなせてよかったしいい手ごたえがあった。

 

私は話すのが好きなのもあり自分の話を聞いてもらい今度聞く側になったときはたしてその人に親身になれているだろうかと何度も考えてしまった。

 

真面目モードになったときいつもより傾聴を意識すると普段よりもわかるわ~と共感に感じることが増えたのも新たな気づきだった。そういえば本当の悩みって話を聞いてほしいと願うことが大半なんだよなと思いだした。傾聴によって普段自分の話をしない子も話し始めていたりして聞くことで対等な関係になれるのだなあと実感した。今年の目標に聞き上手になるが追加されることとなった。