ナツの思いつき

第二のツイッター

動物園の意義

昔というか中学〜高校生の頃動物園と水族館が嫌いだった

理由はやはり動物が檻の中にいてそこで一生暮らすというのが可哀想だと思っていた

 

中学生のときに動物実験に興味を持ってひたすら資料を漁っている時期があった。例えば化粧品とか薬の皮膚実験を動物に行い異常があるかないかやマウスで実験する光景を思い浮かべる人も多いだろう。そのように動物を使っていることで倫理観どうこうで批判の声が上がり最近では落ち着いているように感じる。批判側は今は科学も進歩してるから擬似皮膚なども作れるはずだしその方がちゃんとした結果が出るのではないか、哺乳類でもない動物に実験をして何の意味があるのかなどの声が多かった

実際それに署名もしたことがあるしバスボムのLUSHを買った時に動物実際を行っていないという袋を見て動物実験していない会社の製品を買う時期もあったしそれは今もそうだ。

 

嫌っていたから行かなかったが最近動物園にも水族館にも行く機会があった。

 

普通に生きていたらゾウやトラなんて街中で会わないし、海沿いに住んでいても熱帯魚なんて見れない。そう考えると近いようで遠い他の動物生態を間近で解説までしてくれる動物園、水族館ってなくてはならない存在なのだ

と考えが変わった

実際私や友人も園を見て気になる動物を調べて絶滅危機かもしれないことやその地域は砂漠化が進んでいて環境が脅かされているなど動物を起点に地球規模で考えることができるきっかけになるのは素晴らしいことだと思う。私の興味のある地球温暖化だって逆のことが言える。

 

園の職員も動物達の生態や環境、魅力を伝える使命感が他のどの職業よりもあるなとも実際行って感じる。そして園全体がそれぞれの種が元いた環境になるような展示(語弊ではあるが)へと移行している。

 

動物園なら餌を生きたネズミを離し食べているところを見てもらう

水族館なら水草に光を当て光合成を室内でも行える環境にしたり、水深に応じて暗くする

 

なにより小さい子はこういうのが大好きで私も好きだった。こういうところに人間の元来あるべき野生っぽい心理があるなとも感じる。

 

だからすべての動物に可哀想と言うのは失礼なんじゃないかなとも思う。